ラミゴの「大王」を観に台湾へ 台湾プロ野球観戦旅行記⓵
アフリカ旅行記中断して、先月行った台湾プロ野球を観に行った時の話を。
↓ アフリカ旅行記。カイロ到着したとこでストップしてます。台湾旅行記後再開。
「そうだ、台湾行こう」
思い立ったのは出発2日前だった。
私はプロ野球マニアで、12球団ほぼすべての選手を覚えているほど。テレビで野球が流れていたらすべての仕事の手を止めて見入ってしまう野球狂だ。
2年前にメジャーリーグ観戦の夢も叶え、あとは韓国・台湾野球を観戦したいと常々思っていた。そんな時にちょうど仕事に余裕が出来たので、急遽2泊3日の台湾旅行を思い立った。これまで40ヶ国を訪れていたが台湾に行ったことがなかったので、ちょうどいい機会でもあったし。
そして思い立ったが即行動。台湾プロ野球の日程ろくろく調べもせず、スカイスキャナーで台湾行きのチケット購入ボタンを押していた。
1.ラミゴ・モンキース観戦旅行へ
以前から興味があった台湾プロ野球、中でも日本のスポーツ紙で度々話題となるラミゴ・モンキーズの主軸打者「大王」を見るのが今回の目的だった。
1-1ラミゴモンキーズとは
台湾プロ野球の中でも、絶対に行きたいと思っていたのが、「ラミゴ・モンキーズ」の試合だ。日本でも球団専属のチアガール「ラミゴ・ガール」や昨年行われたWBC壮行試合の 日本戦で特大ホームランを放った、大王こと「王柏融(ワン・ポーロン)」についてのニュースが度々報じられている。台北 正確には隣の桃園市を本拠地しており、台湾でも屈指の人気を誇る強豪チーム。
日本の千葉ロッテマリーンズとは友好関係を結んでいるので、シーズンオフによく試合をしている。
1-2大王・王柏融(ワンポーロン )
26歳にして2年連続で打率4割を達成した、台湾球界最強の怪物打者で、「台湾の大王」とも呼ばれる。WBCの壮行試合で日本代表と戦った際には、楽天・則本から特大の本塁打を放ったことでも有名。2019シーズンからは日本への移籍も噂されており、争奪戦に発展する可能性が高い。日本で言えば松井とイチローを足したような若き天才打者である。
「台湾で大王が見られるのも最初で最後」だという思いが今回の台湾行きを促した。
1-3ラミゴガール
「めちゃめちゃかわいい」と日本でも度々報道される、球団専属のチアガール。日本ではラミゴのどの選手より有名だったりする。王のプレーの次に、観るのを楽しみにしていた。
2.台湾での野球人気は凋落気味
元々は野球熱が高かった台湾だが、近年は国内プロ野球の人気は衰退しているという。かつて発生した八百長問題の影響で任期は急落し、元々8球団だったのがなんと4球団に。日本の1リーグより少ない球団数になってしまった。
実際、台北市内の繁華街のスポーツショップでも野球グッズを見ることは一切なく、商品棚に並んでいたのはほとんどがバスケットボール用品だった。
3.台北市内から本拠地、桃園野球場へ
3-1市内から電車で40分、空港からは20分の好立地
市街地からは電車で40分ほど、空港からは20分ほどで球場最寄りの「桃園運動場」駅に到着する。電車の乗り心地は非常によく、日本の特急電車レベル。料金も市街地まで300円程度とあって、台湾が他の物価が日本とほぼ変わらないことを考えると非常に安い。
千葉ロッテのユニで駅に降り立つ。
ここから球場までは徒歩5分程度。
3-2チケット料金すごく安い!にも関わらず・・・
チケットカウンターに到着。チケット料金は内野の一番良い席でも1400円程度と非常に安い。
もちろん内野席を購入──しようと思ったところ、「現金がない」というまさかの事態に。ここまでさんざん飲み食いしてきた上に、最後にコンビニビールを買ったばかりにわずか200円程度が足りなくなる大失態に。
あわてて球場周辺を走り回ってATMを発見。事無きをえたが、ヒヤリとした。プロ野球観るために台湾まで来たのに、お金がなくて観られないとなったら、本当に笑えない。
海外ではお金を余らせたくないとの思いからギリギリの金額をおろそうとするので、しばしば金欠に陥る。
この日は台湾軍とのコラボ企画の日。軍人との写真撮影も。
女の子と撮影するときはとても愛想がよかったが、自分と撮るときは塩対応・・・
3-2盛り上がるラミゴ応援席!一方のビジターは・・・
球場は非常にきれいな天然芝。国際試合でも頻繁に使用されるだけのことはある。
ラミゴ・モンキーズのマスコットキャラクター。モンキーというより完全にゴリラで、
結構いかつい。
グッズショップ。レプリカユニフォームは8000円ほどで、日本とほぼ変わらない。
次回、試合開始編。