元ロッテ・カスティーヨ死亡。ベネズエラの治安は最悪
1.ベネズエラの治安は中南米の中でも悪い方
元・ロッテのホセ・カスティーヨが母国のベネズエラで、乗車していた車が落石事故に巻き込まれて死亡した。
単なる不運な事故かと思ったら、実は人為的なものだった。岩で車を止めて、金品を強奪した強盗殺人事件だったという。
中南米の中でも治安が悪いベネズエラでは、この手の事件は珍しくない。高額年俸を稼いでいるスポーツ選手が強盗に遭うケースは多く、過去にもサッカー選手が母国で強盗に遭って金品を巻き上げられた上に殺されたことがあった。
2.友人も被害に
ベネズエラでは、友人も強盗被害に。
街でナンパした女の子と夜にバーへ飲みに行った帰りに強盗に遭い、現金とスマホを奪われてしまった。
3.役人も腐敗しているベネズエラ
治安の悪い国は、犯罪者が多いだけでなく取り締まるべき警察や行政も腐敗している。
自分もアフリカやインドで何度も、言いがかりをつけて市民から賄賂をむしりとろうとするシーンを目撃した。
↑ ツタンカーメン王の墓でも「賄賂くれくれ攻勢」に遭った。
そんな治安の悪さにも関わらず、物価が安くわずかな金で豪遊できるベネズエラには、多くのバックパッカーが訪れる。
そして、そんな訪れた旅行者たちはいきなりベネズエラの洗礼を受ける。
入国管理官は入国希望者が金を持っている(と思われている)日本人と見ると、高額な賄賂を要求してくる。その額は300ドル(3万円程度)を超えることもあり、とにかく法外だ。
高額紙幣を靴の中に隠しても、念入りな身体検査ですぐにバレてしまう。
「どうやってお金を巻き上げられずにベネズエラに入国するか」
は中南米を旅するバックパッカーの中では、メジャーな話題になっていたほど。
その熱意を少しでも犯罪抑止に努めてほしい。
中南米を始め、治安が不安な国に行く際には犯罪と腐敗した行政、十分に用心するべきだろう。