Takalog ~世界一周 旅行記~

東南アジア・アフリカ・中東・中南米・・・世界一周の記録

もはや教祖!半身不随も全盲も治すアフリカの英雄「パスター・クリス」 ~アフリカ旅行記㉓~

 ジンバブエ ラストナイト。芋虫食ったり、路上でビール飲んで怒られたり ↓

sakigake.hateblo.jp

 

 

1.アフリカ編のラスボス・恐怖のヨハネスブルグ

 

1か月近くかけてきた東アフリカ編もいよいよ終盤に。最後はバスで南下して、アフリカ三大危険都市・ヨハネスブルグへと向かうことになる。

 

 

ヨハネスブルグ──

ダル・エス・サラーム(タンザニア)とナイロビ(ケニア)と並んでアフリカ三大危険都市に数えられる恐怖の街だ。

 

その恐怖伝説は枚挙に暇がない。

 

  • 強盗遭遇率150%
    街を歩けば必ず強盗に遭う。二度目に遭うかどうかは運次第 
  • 入ると絶対に死ぬビルがある
    犯罪者たちに乗っ取られたビルがあり、一般人は入った瞬間に射殺される 
  • ホテルが襲われ、宿泊客「全員」が強姦される
    夜にホテルが襲撃を受け、「男も女も」構わず全員が強姦される

 

 等々、恐ろしすぎる伝説が語り継がれている。

 

 

命知らずアピールをしたいわけでもないので、この街に行くのは避けたかった。しかし、南米に向かう飛行機が、ヨハネスブルグ発しかとれなかったのだ。

 

恐怖に震えながらも、ヨハネス行きのバスに乗り込む。

 

2.バスに日本人が乗ってると狙われる?

ジンバブエのブラワヨからヨハネスブルグまでは、約10時間ほど。

バスに乗って自分の席を見つけたのだが、何かがおかしい。

 

なぜか我々二人の席が両方とも通路側なのだ。

 

普通なら二人組には通路側・窓際をあてがうか、窓際席を前後であてがうはず。乗車率も7割弱といったところで、十分に余裕もあった。

 

不思議に思って乗務員に理由を聞いたところ、

 

「日本人が乗っていることが分かると、強盗に襲われるから」

 

とのこと。

ヨハネスブルグの治安はよくなっているとは聞いているが、怖すぎる・・・

 

 

3.生ける伝説!その名はパスター・クリス

バスの中では、30分ほどのDVDがエンドレスで流れていた。

 

「パスター・クリス」という有名な牧師が今まで起こしてきた「奇跡」の数々を紹介するという映像なのだが、なかなかにカルト臭かったので見入ってしまった。

 

↓ 彼がパスター・クリス

 

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両足に障害を抱え、希望を失った少女

 

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しかし、パスタークリスは彼女にエネルギーを送っただけで完治させてしまう。

まさに奇跡である。

 

 

↓ 車いすから立ち上がり、恩人・クリスの胸に飛び込む少女

 

 

↓ 全盲の少年も、クリスが触れただけで目に光を取り戻す



↓ 会場で奇跡の数々を目の当たりにして、歓声をあげる観客たち。

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他にも、寝たきりの老人に触れた瞬間起き上がる、末期ガンを完治させるなど数々の奇跡を起こしていく、パスター・クリス。

 

もはや一介の歌手を超えた、神にも等しい存在といえるだろう。

彼がいれば、世界の1つや2つ救えるのでは。

 

そして、この1ループ30分程度ビデオが、ブラワヨからヨハネスブルグまでの10時間の間、延々と流されている。どこぞのサティアンかと思った。

 

この映像をエンドレスで流そうと決めたバス会社にも、狂気を感じる。

アフリカの人はよほど救いを求めているのかもしれない。

 

ある意味、ヴィクトリアフォールなみの印象を脳裏に残してくれた映像を眺めながら、バスは恐怖のヨハネスブルグに到着する。

 

強盗が最も活発に動く深夜に・・・