ついに出発!エチオピア空港から出られない? アフリカ旅行記④ (エチオピア1/2)
長らくストップしていた、アフリカ旅行記を再開。 前回 ↓
◆まずはトランジットでエチオピアに。
予防接種、配布用コンドームなどの準備を終え、いよいよ成田から最初の目的地、エジプトのカイロへ出発する。
成田から海路までの直行便はないので、エチオピアの首都「アディス・アベバ」で乗り換えとなる。早朝に到着して夜出発で13時間以上のトランジットだったので、1日まるまるエチオピア観光を楽しめることに。
ちなみに航空会社はエチオピア航空。成田からエチオピアに直行便があるなんて思いもしなかった。逆にカイロまでの直行便がないのにもびっくり。
機体に乗り込むと目に入るのが、見渡す限りの黒人たち。日本人はおろか、アジア人の姿すら見当たらない。これが今まで行ったタイやベトナムであれば、8割は黄色人種というところだ。あらためて、未知の場所へ行くのだという実感が湧いてくる。
◆空港から出られない!?
13時間ほどして、飛行機は無事にアディス・アベバの「ボレ国際空港」に到着。
成田や関空どころか、タイやベトナムの空港と比べても粗末な印象のラウンジ。
エアコンの効きが悪いのか、室内には熱気が立ち込めていた。どんな発展途上国でも、空港だけは立派なのだと思い込んでいたが、見事に打ち砕かれる。これがアフリカか。
こんな所からは早く出ようとイミグレーションを探したのだが、なぜか案内表示が見つからない。
不思議に思い係員に尋ねるも、まさかの返答。
「トランジットの乗客は外へ出ることはできない」
聞いた瞬間、一瞬凍り付いた。空港の中で13時間も過ごすなんて冗談じゃない。
「アイ ウァントゥ ゴー アウト」
こちらも必死だったので、ダメ元でお願いしてみる。
すると、まさかの特例処置で出してもらえることに。空港のルールがそんなにフレキシブルなものだとは思いもよらなかった。
休憩のために、外でホテルをとっている設定にしてくれたのだが、むろんホテルなど予約していないのでガイドブックに載っているホテルを適当に答える。
結局無事通過できたのだが、入国ってこんなにアバウトで良いのだろうか。さすがアフリカクオリティー・・・