屋台飯でお腹壊すのは本当か
◆東南アジア旅行の醍醐味、屋台飯
ベトナムのフォー、タイのガパオライス、マレーシアのナシゴレン・・・
東南アジア旅行の醍醐味の一つ、屋台飯。
ホーチミン市内でも至る所に屋台が並んでいた。
ジュウジュウと音を立てるアジアンチャーハンの調理音や、
客が熱々のフォーをすすっている風景を見ると否応なしに食欲がそそられる。
ただ、ツアー出発の際にてるみくらぶから渡された注意書きには、
「屋台での食事はお控えください」
との記述が。
衛生面で不安がある屋台でツアー客がお腹を壊して、
クレームに繋がるリスクを恐れてのことだろう。
◆お腹が弱い人でも大丈夫。たぶん・・・
ただ、ダメだと言われるとやってみたくなるのは人間の性。
ついつい足は屋台の方に向かってしまう。
ちなみに私はお腹が弱い。どれくらい弱いかというと、
魚・肉はもちろん繊維質の多い食物は大体壊すほどだ。
そんな人間が初の海外、それも東南アジアで屋台で食事するなど、かなりのギャンブルだった。オーダーしながらかなり不安だったのを覚えている。
この時はチャーハンをオーダーしたのだが、日本人の口にもよく合う塩・コショウが良く効いたオーソドックスなチャーハン。また、ベトナムの米はタイ米のように粘り気のないパラパラした性質をしており、これがチャーハンとの相性が抜群だった。
今まで日本の米以外はあり得ないと思っていたが、チャーハンに関してはアジアの米の方が適していると思う。
出されてからあっという間に平らげてしまい大満足だったが、そうすると今度はお腹が大丈夫かという懸念が再発してくる。
結論から言えばこの時は大丈夫だった。皿は若干汚れてるしフォークも経年劣化が目立つなど衛生面の不安は増すばかりだったが、人間は意外と丈夫なものだ。
後に、ベトナム以外でもタイ・マレーシア・ラオスなど様々な国の屋台で食事をしてきたがお腹を壊したのは一度だけ(それも屋台が原因かは定かではない)なので、さほど心配する必要はないはず。日本人はちょっと衛生面について過剰に気にし過ぎているのかもしれない。多少のことは気にしない精神を身に着けた方が長生きするのでは。