ベトナムの道路を渡れれば世界の道路が渡れる?
◆広がるバイクの海
ベトナムの都市部はとにかくバイクの交通量が多い。
今回訪れた、ベトナム経済の中心であるホーチミン市は特にすさまじく、
一面をバイクが埋め尽くしている。
◆決死の覚悟で一歩を踏み出す
ベトナムの道路を渡るのは命懸けだ。
急速な経済発展に対して信号機の整備が追い付いていない上に、たとえ信号があっても守らない人が多いという運転手のモラルの低さもあって、日本のように信号が青になるのを待って渡ることができる箇所は非常に少ない。
そんな道路を渡るには、決死の覚悟で足を踏み出すことが必要になる。
すると車もバイクも歩行者が渡れるように速度を緩めてくれるのだ。
銃弾が飛び交う戦場に身投げをするような覚悟を持って踏み出さなければならず、慣れるまでは本当に怖い。
◆ベトナムの交通量はインドやアフリカ以上
初の海外であるベトナムで、決死の横断を経験できたのだが、この経験はその後の旅に大いに役立った。
マレーシアやタイ、アフリカ諸国やインドなど交通渋滞がひどい国々を多く経験したが、ベトナム以上に横断が困難な国はなかった。
ベトナムに行ったのは3年程前なので交通状態が改善されている可能性もあるが、ベトナムに最初に行っておけば他の国へ行っても自信を持って渡れるようになるだろう。